2020年05月26日
昔の記憶その3
21歳の夏の出来事です。
1日目
夜、バンドメンバー達と別府のスパビーチで花火をした後、バカな自分達は肝試しをするため、大分市八幡の柞原八幡宮の近くで何か映らないだろうか?とバンドのプロモーションビデオを作るためにメンバーが購入したビデオカメラを回しながら遊んでいました。
すると、思いのほか怖い思いをしてしまい、車に飛び乗り逃げ帰りました。
どの程度怖かったかと言うと、車で逃げる帰る途中、怖さのあまり車内で女友達が気絶してしまったという…
それくらいの怖さでした。
この話は端折ります。
なぜなら、この次の日の出来事の方が何倍も怖かったからです。
2日目
午後、当時の彼女に昨夜の話をしました。
すると、興味津々で聞いていた彼女が、昨夜の現場に行ってみたいと言い出したのです。
あまり気乗りしなかったのですが、彼女の熱意に押され、昨夜の現場に連れていくことになりました。
バンドの機材を乗せたワゴン車がマイカーです。
機材が重いため、スピードは出ません。
更に、残念なことにオーディオがラジオしか付いていないので、いつもポータブルカセットプレーヤーを車に乗せて音楽を聴いていました。
この日も自分達のバンドのデモテープをBGMに昨夜の現場に向かいました。
オートリバース機能(懐かしい)があるので、電池がある限りエンドレスでBGMが流れます。
現場に連れて行くと、彼女も満足してくれました。
そのまま、車の中で他愛もない話をしているうちに雨が降り始め、薄暗くなってきたので、帰ることにしました。
車で走り出してしばらくすると、後ろから何かが追いかけてくる気配を感じました。
凄いスピードで追いかけてきますが、姿は見えません。
後にも先にも感じたことのない、この世のものではない気配。
例えるならドス黒い煙の塊が、追いかけて来るのがわかりました。
ハンドルを握る手に力が入り、アクセルを思いきり踏み込みましたが、もうすぐ追いつかれてしまします。
「来た!やばい!やばい!」と繰り返す自分
助手席の彼女は何が何だかわからない様子で
「何?どうしたん?」
と聞き返しますが、説明をする時間はありません。
「やばい!追いつかれた!」と思ったその瞬間
「****************!」
運転席と助手席の間に置いていたポータブルカセットプレーヤー付近から、この世のものとは思えない大きく低い唸り声が車内に響きました。
自分
「うわぁー!!!」
全身に鳥肌が立っていました。
彼女も
「ギャー!!!」
凄い声で叫んでいました。
一瞬、頭が真っ白になり、自分の視界が極端に狭くなりました。
多分、気を失う寸前だったと思います。
何とか持ちこたえたのですが、動揺した自分はポータブルカセットプレーヤーを止めたら唸り声が止まると思い
「ストップボタンを押して!」
と彼女に向けて叫びましたが、彼女は「怖い、無理―!」と泣きそうです。
とにかくアクセルを思いきり踏み込みました。
なぜだかわかりませんが、10号線まで出れば大丈夫だと思えたのです。
パニック状態のまま大鳥居を抜け、ガードをくぐり、10号線に飛び出しました。
どのタイミングかはわかりませんでしたが、唸り声は止まり、気配も消えていました。
他に車がいたのか?信号がどうだったのか?
まったく記憶がありません。
しばらく震えが止まりませんでした。
車を停めて、ポータブルカセットプレーヤーを手に取りました。
カセットは止まっています。
巻き戻して再生ボタンを押しましたが、いつも通り自分のバンドの曲が流れました。
怖いもの見たさが生んだ恐怖体験です。
触らぬ神に祟りなし…
ですね。
1日目
夜、バンドメンバー達と別府のスパビーチで花火をした後、バカな自分達は肝試しをするため、大分市八幡の柞原八幡宮の近くで何か映らないだろうか?とバンドのプロモーションビデオを作るためにメンバーが購入したビデオカメラを回しながら遊んでいました。
すると、思いのほか怖い思いをしてしまい、車に飛び乗り逃げ帰りました。
どの程度怖かったかと言うと、車で逃げる帰る途中、怖さのあまり車内で女友達が気絶してしまったという…
それくらいの怖さでした。
この話は端折ります。
なぜなら、この次の日の出来事の方が何倍も怖かったからです。
2日目
午後、当時の彼女に昨夜の話をしました。
すると、興味津々で聞いていた彼女が、昨夜の現場に行ってみたいと言い出したのです。
あまり気乗りしなかったのですが、彼女の熱意に押され、昨夜の現場に連れていくことになりました。
バンドの機材を乗せたワゴン車がマイカーです。
機材が重いため、スピードは出ません。
更に、残念なことにオーディオがラジオしか付いていないので、いつもポータブルカセットプレーヤーを車に乗せて音楽を聴いていました。
この日も自分達のバンドのデモテープをBGMに昨夜の現場に向かいました。
オートリバース機能(懐かしい)があるので、電池がある限りエンドレスでBGMが流れます。
現場に連れて行くと、彼女も満足してくれました。
そのまま、車の中で他愛もない話をしているうちに雨が降り始め、薄暗くなってきたので、帰ることにしました。
車で走り出してしばらくすると、後ろから何かが追いかけてくる気配を感じました。
凄いスピードで追いかけてきますが、姿は見えません。
後にも先にも感じたことのない、この世のものではない気配。
例えるならドス黒い煙の塊が、追いかけて来るのがわかりました。
ハンドルを握る手に力が入り、アクセルを思いきり踏み込みましたが、もうすぐ追いつかれてしまします。
「来た!やばい!やばい!」と繰り返す自分
助手席の彼女は何が何だかわからない様子で
「何?どうしたん?」
と聞き返しますが、説明をする時間はありません。
「やばい!追いつかれた!」と思ったその瞬間
「****************!」
運転席と助手席の間に置いていたポータブルカセットプレーヤー付近から、この世のものとは思えない大きく低い唸り声が車内に響きました。
自分
「うわぁー!!!」
全身に鳥肌が立っていました。
彼女も
「ギャー!!!」
凄い声で叫んでいました。
一瞬、頭が真っ白になり、自分の視界が極端に狭くなりました。
多分、気を失う寸前だったと思います。
何とか持ちこたえたのですが、動揺した自分はポータブルカセットプレーヤーを止めたら唸り声が止まると思い
「ストップボタンを押して!」
と彼女に向けて叫びましたが、彼女は「怖い、無理―!」と泣きそうです。
とにかくアクセルを思いきり踏み込みました。
なぜだかわかりませんが、10号線まで出れば大丈夫だと思えたのです。
パニック状態のまま大鳥居を抜け、ガードをくぐり、10号線に飛び出しました。
どのタイミングかはわかりませんでしたが、唸り声は止まり、気配も消えていました。
他に車がいたのか?信号がどうだったのか?
まったく記憶がありません。
しばらく震えが止まりませんでした。
車を停めて、ポータブルカセットプレーヤーを手に取りました。
カセットは止まっています。
巻き戻して再生ボタンを押しましたが、いつも通り自分のバンドの曲が流れました。
怖いもの見たさが生んだ恐怖体験です。
触らぬ神に祟りなし…
ですね。
2020年05月23日
昔の記憶その2
前回の事件?から数カ月が過ぎた19歳の春、とても不思議な体験をしました。
天気の良い日曜日の午後、女友達のTちゃんから
「車を買ったからドライブに行こう!」
と電話がありました。
しばらくすると、ピカピカの白いレビンに乗って、Tちゃんとその友人が二人で迎えに来てくれました。
どこにドライブしたのかは忘れてしまったのですが、行きはTちゃんが運転し、帰り道は自分が運転することになりました。
助手席にTちゃん、後部座席にその友人という配置です。
夕方、段々と薄暗くなる中、大在大分港線(40メーター道路)を走り、三佐方面から大在に向かうため、当時の大野川有料道路(現在の大野川大橋)を渡り始めた時のことです。
道路の両端に橋を照らす水銀灯(今はLEDですかね?)が間隔をあけて立っているのですが、そのひとつが点滅しているのに気づきました。
何気に目線がその水銀灯に行きます。
しかし、それは水銀灯ではありませんでした。
それは点滅しながら空を飛んでいて、凄い速さでこちらに向かってきたのです。
そして、点滅するたびにどんどん大きくなり、車の上を通るときには、車の何倍もの大きさになっていました。
あっという間の出来事でした。
頭の中で「あれは何だ?」クエスチョンマークが止まりません。
誰も喋らないので、シーンとしている車内
長い沈黙のあと、助手席のTちゃんが口を開きました。
「今の何?」
自分
「UFOじゃね?」
Tちゃんの友人
「え?なになに?なんかあった???」
Tちゃんと自分
「今の見てないんかい!」
あまりの出来事に興奮が時間差でやってきたのを覚えています。
あれは一体何だったのでしょうか?
未だに説明が出来ません。
そしてオチもありません。
さて、次回も不思議な体験を書きますね。
天気の良い日曜日の午後、女友達のTちゃんから
「車を買ったからドライブに行こう!」
と電話がありました。
しばらくすると、ピカピカの白いレビンに乗って、Tちゃんとその友人が二人で迎えに来てくれました。
どこにドライブしたのかは忘れてしまったのですが、行きはTちゃんが運転し、帰り道は自分が運転することになりました。
助手席にTちゃん、後部座席にその友人という配置です。
夕方、段々と薄暗くなる中、大在大分港線(40メーター道路)を走り、三佐方面から大在に向かうため、当時の大野川有料道路(現在の大野川大橋)を渡り始めた時のことです。
道路の両端に橋を照らす水銀灯(今はLEDですかね?)が間隔をあけて立っているのですが、そのひとつが点滅しているのに気づきました。
何気に目線がその水銀灯に行きます。
しかし、それは水銀灯ではありませんでした。
それは点滅しながら空を飛んでいて、凄い速さでこちらに向かってきたのです。
そして、点滅するたびにどんどん大きくなり、車の上を通るときには、車の何倍もの大きさになっていました。
あっという間の出来事でした。
頭の中で「あれは何だ?」クエスチョンマークが止まりません。
誰も喋らないので、シーンとしている車内
長い沈黙のあと、助手席のTちゃんが口を開きました。
「今の何?」
自分
「UFOじゃね?」
Tちゃんの友人
「え?なになに?なんかあった???」
Tちゃんと自分
「今の見てないんかい!」
あまりの出来事に興奮が時間差でやってきたのを覚えています。
あれは一体何だったのでしょうか?
未だに説明が出来ません。
そしてオチもありません。
さて、次回も不思議な体験を書きますね。
2020年05月20日
昔の記憶
昨夜、寝ようとして布団に入ったのですが、なかなか寝付けません。
眠れないなぁ…姿勢を変えたら眠れるかも?と思いながらベッドの上でゴロゴロしていた時、ふと昔の記憶がよみがえりました。
19歳の年末、学生ばかりのアパートに住んでいた時の話です。
大学が休みになり、他の部屋の住人たちは実家に帰省してしまいましたが、用事があった自分は帰省せずにアパートにひとり残っていました。
ある日の事、ダラダラ夜中まで適当に過ごし、そろそろ寝ようとベッドに入りました。
オンボロアパートで暖房器具がコタツしか無かったので、冷え切った布団の中で膝を抱えるようにしながら目を閉じました。
寝やすい方向を探し、布団の中で色々な姿勢を模索していたところ、ある姿勢をとると気持ちよくなることがわかりました。
この姿勢気持ちいいな。
凄く懐かしい感じがするけど、この感じは何だったっけ?
もっと身を丸めると思い出せそうな気がする…もっと膝を抱えて、もっと…
そう思いながら目を閉じていると、突然、凄い勢いで意識が部屋の天井を突き抜け、空を飛び、地球を飛び出して、宇宙と思われる場所までやってきました(あくまでもイメージです)。
そこは真っ暗な何もない空間なのですが、遠くに光が見えました。
あそこに行かなければ
何故かそう思えたので、光の方向にどんどん進んで行ったのです。
もう少し!あれ?何か見えない壁にぶつかって進めない。
そう思った瞬間、ドン!ドン!ドン!という音が響きました。
うわぁ!と思った瞬間、意識が降下し始め、一瞬で部屋のベッドで寝ている自分の身体にドスン!と落っこちたのです。
はっ!と目が覚めると部屋の中は日差しで明るくなっていました。
何が起きたのかわからずボーッとしていると、玄関ドアをノックする音と自分を呼ぶ声が聞こえました。
ヨロヨロと起き上がり玄関ドアを開けると、そこには当時付き合っていた彼女が立っていました。
自分は彼女に
「おはよう」
と言ったのですが、当の彼女はビックリした顔で自分を見ながら
「どうしたの?何があったの?」
と聞いてきます。
何があったっけ?そう考え始めた自分に彼女はひとこと
「鏡を見て…」と言いながら部屋に入り、私の背中を押してくれました。
促されるままヨロヨロと歩き、部屋にある鏡の前に行き、自分の顔を見ると、
頬がゲッソリとやつれ目の下には、今まで見たこともない黒いクマが出来ていました。
自分でも思わず笑ってしまうほど酷い様子でしたが、先ほどの記憶がよみがえった瞬間、冷や汗が止まらなくなったのです。
そのままベッドに座り込み、さっきまでの出来事を彼女に話しました。
自分ではほんの数分間の出来事だと思っていたのですが、今はお昼前。
何が何だかわからない状態でした。
そんな自分に彼女はひとこと
「もう大丈夫だからね」
と自信満々な様子で言いました。
何が大丈夫なんだろう?と思いましたが、その後、何事もなかったように接してくれたので、うやむやになってしまいました。
あの体験は何だったんでしょうね?
ちなみに、当時、この他にも不思議な体験があったのを思い出したので、暇な時に書いてみようと思います。
眠れないなぁ…姿勢を変えたら眠れるかも?と思いながらベッドの上でゴロゴロしていた時、ふと昔の記憶がよみがえりました。
19歳の年末、学生ばかりのアパートに住んでいた時の話です。
大学が休みになり、他の部屋の住人たちは実家に帰省してしまいましたが、用事があった自分は帰省せずにアパートにひとり残っていました。
ある日の事、ダラダラ夜中まで適当に過ごし、そろそろ寝ようとベッドに入りました。
オンボロアパートで暖房器具がコタツしか無かったので、冷え切った布団の中で膝を抱えるようにしながら目を閉じました。
寝やすい方向を探し、布団の中で色々な姿勢を模索していたところ、ある姿勢をとると気持ちよくなることがわかりました。
この姿勢気持ちいいな。
凄く懐かしい感じがするけど、この感じは何だったっけ?
もっと身を丸めると思い出せそうな気がする…もっと膝を抱えて、もっと…
そう思いながら目を閉じていると、突然、凄い勢いで意識が部屋の天井を突き抜け、空を飛び、地球を飛び出して、宇宙と思われる場所までやってきました(あくまでもイメージです)。
そこは真っ暗な何もない空間なのですが、遠くに光が見えました。
あそこに行かなければ
何故かそう思えたので、光の方向にどんどん進んで行ったのです。
もう少し!あれ?何か見えない壁にぶつかって進めない。
そう思った瞬間、ドン!ドン!ドン!という音が響きました。
うわぁ!と思った瞬間、意識が降下し始め、一瞬で部屋のベッドで寝ている自分の身体にドスン!と落っこちたのです。
はっ!と目が覚めると部屋の中は日差しで明るくなっていました。
何が起きたのかわからずボーッとしていると、玄関ドアをノックする音と自分を呼ぶ声が聞こえました。
ヨロヨロと起き上がり玄関ドアを開けると、そこには当時付き合っていた彼女が立っていました。
自分は彼女に
「おはよう」
と言ったのですが、当の彼女はビックリした顔で自分を見ながら
「どうしたの?何があったの?」
と聞いてきます。
何があったっけ?そう考え始めた自分に彼女はひとこと
「鏡を見て…」と言いながら部屋に入り、私の背中を押してくれました。
促されるままヨロヨロと歩き、部屋にある鏡の前に行き、自分の顔を見ると、
頬がゲッソリとやつれ目の下には、今まで見たこともない黒いクマが出来ていました。
自分でも思わず笑ってしまうほど酷い様子でしたが、先ほどの記憶がよみがえった瞬間、冷や汗が止まらなくなったのです。
そのままベッドに座り込み、さっきまでの出来事を彼女に話しました。
自分ではほんの数分間の出来事だと思っていたのですが、今はお昼前。
何が何だかわからない状態でした。
そんな自分に彼女はひとこと
「もう大丈夫だからね」
と自信満々な様子で言いました。
何が大丈夫なんだろう?と思いましたが、その後、何事もなかったように接してくれたので、うやむやになってしまいました。
あの体験は何だったんでしょうね?
ちなみに、当時、この他にも不思議な体験があったのを思い出したので、暇な時に書いてみようと思います。